好きです、札幌。

札幌を紹介するためのブログではありません・・・。

自分への期待値

 

私の友人は、よく他人を褒める。

 

それも褒めすぎだろってくらいオーバーに褒める。

 

最初は、ゴマすりたいのかな?とか気に入られたいのかな?とか

何かしらの下心があってからのオーバーリアクションなのかな?と思ったが

 

どうやら違うらしい。

 

私の観察による推測ではあるが、

どうやら、彼女の他人を褒めるという行為は、自分への自虐行為のようだ。

 

彼女は自分が持っていないものを誰かが持っている時、

それに異常な反応を示す。

 

例えば、ぱっちりした二重の人を見た時、顔が華やかな人を見た時、

愛嬌がある人を見た時、、例を挙げればキリがない。

 

自分が持っていないものや要素、特徴を見つけると

最大限の羨望の眼差しを「褒める」行為によって表現しているように、

私には見える。

 

他の人が持っていないものをその子は持っていたりするのに、

そういう反対の部分については、見ようとしないようだ。

 

ぱっちりした二重が全てではない。

キリッとした一重の目にも美しさはある。

 

でも彼女はそれを受け入れようとしていない。

 

なんだか彼女を見ていると、

最初は、あまり欲がない淡白な人なのだと思ったが、

どうやら、全てを欲しがる強欲な人に見えてしまう。

 

私は、思う。

人は最初から全てを手に入れることはできないし、

どんなに努力をしたって死ぬときにでさえ、全てを手に入れることはできない。

 

日と影のように。

 

だから、すでにあるものをどれくらい大切にして、最大限その価値を高められる人こそが、

一番、「全てのものを手に入れる」という状態に近い人だと言える。

 

それでも完全ではなく、不完全だ。

 

彼女もそれに気づくことができたら、きっと人生が大きく変わるのではないかと思う。

 

それを彼女に気付かせてあげたいと思うが、どうやらこういう話は耳に入っていかないらしい。

 

やっぱり人間、変えることはできない。

変わる時が来ることを待つしかないのか。