落ち着く居場所
彼と暮らし始めてから1ヶ月半が経とうとしている。
毎日が平和だ。
喧嘩がない。
お互い多少のストレスはあるのかもしれないけど、
「好き」という気持ちがあるから、お互いに順応しようと自然と動けている気がする、
不思議なことに、たった1ヶ月半だが、
実家に帰ると、もうここは自分の居場所ではない、という感覚がある。
何も変わらないはずなのに、落ち着かないのだ。
帰るべき場所が他にあるという感覚だ。
何を持って「落ち着く場所」になるのだろうか?
物理的なものなのか。精神的なものなのか。
自分でもたった1ヶ月半でこんな変化が出るとは思っていなかった。
最初の頃に心配していた寝付き問題も、
今ではすっかり熟睡できるようになった。
彼はすごい。
私のペースをいい意味で崩してくる。
「せねば」「すべき」という何か義務感を強く感じてしまう私のペースを
いつも期待以上に乱して崩してくる。
あ、そうか。家ではこうやって肩の力を抜いてもいいのか、と最近やっとわかってきた気がしている。
彼は、自分でも気づいていない以上に私に影響を与えてくれている。
人と人が出会って、生活を営んでいくというのは、
本当に目に見えない色々なインパクトを生んでいるのだな、と思う。
人は一人で生きていけるのかもしれないけど、
一人じゃない方が、想像していなかったことに出会えるのではないか、と最近つくづく思う。
だから出会いは大切にしたいのだ。