女性にしかわからないこと
今回の生理、いつもより少しくるのが遅かった。
半日くらいだが。
私はピルを飲んでいるので、ほぼずれることはない。
何なら大体時間までぴったりで来る。
私はピルを避妊目的で飲んでいる。
絶対に望まない妊娠はしたくない、という思いが強いからだ。
コンドームでの避妊は、相手をどんなに信頼していても
100%の安心感にはつながらない。
だって相手は「男」だからだ。
生理が少しでも遅れた時、
ピルを飲んでいる私でさえ、「まさか?」と一瞬頭をよぎる。
病院に行ったりすると、問診票に
現在妊娠の可能性があるか?という質問がある時がある。
それは、わからない、としか言えない。
ピルを飲んでいたって、避妊率は99%らしい。
万が一の万が一、天文学的数字の確率であったとしても
それで妊娠したら私はどうしよう?と考える時がある。
生理が来ない、ひやっとするという感覚は、
女性にしかわからないだろう。
今の彼はとても理解ある人だし、全てにおいて興味を持ってくれて協力的だ。
そんな彼でさえ、私が生理きて安心した、というと不思議そうな顔をする。
ピルを飲んでるのになぜ心配するの?の顔だ。
あぁ、そうかこの感覚を味わったことがないからわからないのか、と思った。
わかって欲しいとのぞんでも無理な話なのだ。
私は、中絶に対して、否定しない。
育てられる自信がないのであれば、選択肢の一つに入れるべきだ。
ただ、私がもし中絶をすることがあれば、
私の人生観は大きく変わっていく自信がある。
今まで通り、何もなかったように生きることは絶対無理だ。
それくらい私にとって「故意ではない妊娠」は避けたいことなのだ。
これってすごい大切な話なのに、大切に思っている人と
100%で分かり合えないというのは切ないな、と思った。
神が考えた悪戯なのだろうか。