心の自由
私の彼は、自由をとても求めている。
自由がほしい、自由がほしい、と言っている。
自由ってなに?と聞くと、
時間とかお金とかという。
それって今できないことなの?と聞くと
うーんと煮え切らない返事が返ってくる。
私が考察するに、彼は心が自由ではない。
本当に自由な心をもっている人は環境にさえ左右されない。
1000円の中でも自由は満喫できるし、
10万円でもできる。
金額や時間が問題なわけではない。
「ねばらない」「すべき」という考え方に縛られている人は
大体心が不自由だ。
余計なものに惑わされ、物事の真理を見失いがちになっている。
私の母親は自分を貧乏と思ったことが一度もないらしい。
いわゆる「貧乏」レベルまではいかなくても、
娘の私から見て貧乏だった時期もあったと思う。
電気が止まったり、電話が止まったりすることもあった。
(きっと普通のサラリーマン家庭では絶対ないこと)
でもそんな時期でも貧乏と思ったことは一度もないらしい。
お金は回るもの、という認識をもっているからか
「いまはないだけ。そのうち入ってくる」という考え方をもっているのだ。
商売人独特の考え方なのだろうか。
私も今独立してみてわかることも多い。
心の自由さを、私たちは身につけなければならない。
とくに、こんな時代だからこそ。