【海外ドラマ】LAW&ORDER:性犯罪特捜班
私は海外ドラマが好きだ。
日本のドラマも、韓国のドラマも、面白いと聞けば見ることがあるけれど、
基本的にはアメリカのドラマが大好きだ。
中でもシーズンが10以上続く、長編ドラマが大好き。
「長く続く=人気がある=面白いに決まっている」というセオリーだ。
でも、SF系は苦手なので、大人気のウォーキングデッドとかは見たことない。
ずっと気になっていて、でもなかなか見るにいたらなかったドラマがある。
それがタイトルにもある「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」だ。
ずっと見なかった理由は、なかなか配信サイトで配信されているのを見つけられなかったからだ。
見つけてもシーズン1からの配信はなく、シーズン15とか、中途半端なところから始めなきゃいけなかった。
たまたま次に見るものがなく、重い腰をあげて(?)、見始めた。
そもそも、アメリカドラマ好きなら絶対知っているであろう、
このドラマは、本編のLAW&ORDERという大人気ドラマのスピンオフなのだ。
被害者を性犯罪やDV,ヘイトクライムに絞って、作られている。
結局、シーズン15から見始めたので、正直登場人物の過去など把握しきれていない部分も多いが、十分楽しめている。
今は、シーズン21まで追いついている。
これはどうやらアメリカのドラマでも最長記録らしい。
そして今調べるとシーズン24まで制作が決まっているとか。
私的にはかなりうれしい。
このドラマの面白いところは、1話1話ごとに捨てエピソードがあまりなく、
考えさせられることが多い。
最初はパターンを把握するまで1話1話終わるのが長く感じたが、
慣れてしまえば、どんどん見進めてしまうくらいだ。
主に出てくる被害者は、レイプ被害者。
通り魔てきに急に襲われるレイプなら、話はシンプルなのだが、
ここにでてくる被害者は、ほとんどが知人から被害をうけているということ。
その場合、争点になるのが、「合意があったのか?なかったのか?」という点
。
男女の関係だから、性行為のあとに、後悔をすることも、誰しもが経験していると思う。
それを仕方なかった、とあきらめる人もいれば、
それを嫌だった、と素直に認められる人もいる。
これは男女問わずだと思う。
この特捜班は、それを嫌だった、合意ではなかった、という被害者に徹底的に寄り添い、犯人を追い詰め、逮捕する。
このドラマはアメリカの司法制度についてのドキュメンタリー要素も含んでいるので、
逮捕で終わりではなく、そのあとの裁判シーンや司法取引シーンなどの描写も多い。
このドラマを21年も続けるなんて、アメリカにおける性犯罪のに対する注目度が高いことがわかる。日本では性犯罪をテーマにしたドラマなんてまだまだ作らないだろうなと思う。
性犯罪=変態、変人がやる犯罪と思っているから。
でもこのドラマでは、いかに性犯罪が身近にあることなのか、を訴えている。
アメリカの司法制度や、性犯罪についての理解を深めたい方には
教材としてぴったりのドラマだ。
そして、何よりも主人公のオリビア・ベンソンが、女性として、リーダーとして、警官として、尊敬できるキャラクターなので、ストーリーの複雑さと反比例して、見た後に爽やかな気持ちにしてくれる。
こんな女性警官が本当にいてくれたらいいと思う。
Huluやネットフリックスでも見れるので、おすすめです。