好きです、札幌。

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人種のるつぼ

 

昨日、妹を私がいつも行く飲み屋さんの集まりに連れて行った。

 

私にとっては顔見知りばかりのメンバーで、特に緊張もせず、

いつもどおり、という雰囲気だったが、

妹にとってはとても刺激的だったようで、

朝から話が止まらなかった。

 

何が妹にとって興奮したかというと、

「人種の多様性」だ。

 

ここでいう人種とは遺伝子的なルーツの人種ではない。

性質でいう「人種」だ。

 

飲み屋の集まりなので、それはそれは、キャラクターが濃い人が多い。

ひとくせもふたくせもある。

 

私からすると、他で居場所をつくれない人たちがここに集まってくるから、

個性的で当然なのだ。

 

職場や家庭で同じ志や同じ温度感をもつ人と一緒になれたら、

飲み屋の知人など本来必要がないはずなのだ。

 

だから前提が違うからこそ、妹はびっくりしたようだ。

 

勝手に怒り出す人、

勝手に泣き出す人、

色々気にしすぎる人、

なんにも気にしない人。

 

ある意味「ちょうどいい人」が少ない。

 

私は、自分もその一員だと思っているので、

彼らのことを上からも下からも見ない。

ほぼ同類だと思っている。

 

自分が普通だと思ったことがないからだ。

あなたも異常、わたしも異常なのだ。

 

たぶん、慣れてしまえばなんてことはない。

 

この集まりが特別なのではない、

これは社会の縮図なのだ。

 

初めての妹にしては衝撃的だったのだろう。

 

妹は、外とのつながりを求めていない。

家族や友人とのつながりが強いからだ。

 

それがない人の気持ちがわからないからだ。

 

妹にとってはきっと良い勉強になっただろう。

そういう人たちとの付き合いも学ばねばならない。