久しぶりの東京
今日は朝9時に家を出た。
東京に来るためだ。
いくら便利になったとはいえども、
成田空港に着いたのは13時30分、
最終目的地に着いたのは15時。
やっぱり札幌は遠いのだな、と
いつも東京に来るたびに実感する。
やはり東京はむしむししている。
北海道生まれの私にとっては、サウナに強制的に入れられている感覚で、
そのくせ室内に入ると、死ぬほど寒い。
東京には正直「不快」しかないと感じている。
冬は確かに雪がなくていい。
命懸けで通勤することも少ないだろう。
でも、東京の冬は、どこに行っても寒い。
室内に入っても隙間風が必ず入ってくる。
札幌にも「不快」は多い。
吹雪いている日は、1日が終わったという絶望感があるし、
夏なんて昼と夜で服装を大幅に変えなくてはいけないくらい気温差がある。
一年の半分は冬だ。
でも、札幌にはその分「心地よい」も多い気がする。
いくら真夏日でも夜に外を歩くのは気持ちがいい。
ちょっと冷たい風が吹いてくれる。
天気がいい日は少し暗いところに移動するだけで星がたくさん見えたりする。
冬は生きていくこと自体が厳しい。
でも家に入ればぬっくぬくが待っている。
あの室内に入るだけで眠くなる感覚はたまらない。
東京で生きていくということは
ありとあらゆる意味で厳しい。
東京で生きている人を尊敬する気持ちさえ生まれる。
でも私は札幌でいいかもしれない。
だって「心地よい」がたくさんあるから。