もどかしい気持ち
もう3月も終わるというのに
札幌はまだ肌寒い。
冬のコートを脱ぐこともできないし、セーターがまだ手放せない。
太陽が出ていない日は風がまだまだ冷たい。
春の生ぬるい空気が恋しい。
とはいっても、SNSやメディアを通してみる日本はもう春なのだ。
東京スタンダードでいうと、
ウールのコートやダウンコートなんて、季節のトレンドを取り入れていないファッションになる。
ブーツやタイツを脱いで足元は軽くしなくてはいけない。
季節と季節の入れ替え時期に発生する
東京と北海道の大きなずれ。
もどかしい。
私だって気持ちとしては薄いブラウスを着たい。
足元はパンプスだけで歩きたい。
黒じゃなくて明るい色の服を着たい。
でもいざ窓の外を見ると、歩道に残っている雪、
日が暮れたあとの冬到来かのような急激な冷え込み。
まだまだ完全移行は難しい。
夏から秋の移行はいいのだ。
全国でいち早く、長袖をきて羽織を着れる。
久しぶりのブーツは気持ちがあがる。
冬から春の移行が一番嫌いだ。
毎日クローゼットを開いては頭を抱えるのだ。
自覚としての季節と、
現実としての季節に誤差がありすぎる。
早くクローゼットの中を、おもいっきり衣替えしたい。
それだけで気持ちが120%上がるのだ。