甘え方の習得方法
30代になって、一人の人とじっくり恋愛ができない人には
いくつかの共通点があるような気がする。
1つが、「甘え方」を知らない、ということだ。
他人に「好き」という気持ちを伝えたうえでの関係は、
心を丸裸にして向き合うようなものだ。
お互いの好きな気持ちの量や温度や表現方法が必ずしもイコールでは
ないからこそ、お互いを探りあって確かめ合って許しあい、受け入れあう。
この過程が、甘くもあり、痛くもあり、くすぐったくもある。
これを突破できると、お互いが心から裸になって、
甘えあい、支えあえる関係につながっていく。
しかし、この過程が苦手な人が確実にいる。
人に対して心の開き方がわからないのだ。
もしくは、わかっているが、怖くてできない。
受け入れられなかったらどうしよう、という不安が勝る。
そういう人は、恋愛においてだけではなく
自分の両親や兄妹、友達にさえも、甘え方がわからず心が開けない人が多い。
幼少時代に、わかりやすく愛情を注いでもらった人は、
同じことを人にできる。
わかりやすい愛情とは、「愛している」や「大切に思っている」という言葉だったり、抱きしめてもらえたり、頭をなでてもらったり。
誰がどう見ても自分は愛されているんだ、という安心感だ。
恋愛に臆病な人は、覚悟を決めなくてはいけない。
自分が好きになった人だから、この人は自分をきっと受け入れてくれると信じること。
傷つくこともあるかもしれないが、丸裸になって相手と向き合うと決めること。
この成功体験さえ手に入れられたら、次のドアは確実に開く。
甘え方を覚えよう。