誰もが闇を抱えているでしょ
最近、妹から怒りの波動が漏れ出ている。
本人は出しているつもりもないだろうし、
ポーカーフェイスで生きているつもりだとおもうが、
ばしばし怒りの波動を感じる。
私は何もしていない。
彼女のなかでもやもやしているものが火の玉になって
人を傷つけたいという衝動になっているのだろう。
そういう私も先日、酔っぱらったときに
彼氏に電話しながら号泣するというちょっとした事件があった。
私は自分の悲しさを自覚していなかったが、
酔っぱらって理性を失ったことで、すべてのたがが外れてしまったのだろうと思う。
妹は、子供のように泣きじゃくる私をみて
驚いていたし、若干引いていたと思う。
でも、私は、そういう時もあるだろう、と思う。
だって、全員が何かしらの闇を抱えていて
それはどんなに近い人でも100%共有することは無理だからだ。
言葉にもできないし、視覚化もできない。
自分の奥深くにある闇で、その闇が孤独を生んだり、虚しさを生んだりしていると思う。
私は自分の中の闇を、ずいぶんと前から自覚している。
それを受け入れているのだ。
それも私という人間を構成する要素の一つで、
これがあるから私という人間の面白みが増していると思う。
光しかない人間なんてつまらない。
妹にも自分の闇を自覚して、それと付き合う方法を模索してほしい。
人を傷つけるまえに。