好きです、札幌。

札幌を紹介するためのブログではありません・・・。

綺麗な字を書けるようになりたい

 

大人になって、実際の世の中で生きてきて

色々わかってくることがある。

学校でいろんな知識やスキルを学んだけど、

その中でも必要なもの、必要じゃないものが

年々くっきりとわかってくる感覚がある。

 

その中の一つで私自身、欲しているスキルが、

「綺麗な字を書ける」というスキルだ。

 

綺麗な字、というのはちょっと違うかもしれない。

 

たまに、本当にPCで打つ明朝体みたいな文字を手書きで書ける人がいる。

おそらく大人になってからペン字講座等を受けて習得したのかな?と思う。

ただ、そういう人が書く文字は

ロボットみたいで、味気がなく、無機質な感じがしてしまい、

感情がない人みたいでちょっとした怖さを感じてしまう。

 

私が憧れるのは、味があって丁寧に文字が書ける人だ。

 

最近は手書きの文字を書く機会がどんどん減っていて、

たまに手書きで何かを書くときに、自分の字を書くスキルの衰えに

驚くときがある。

 

1週間仕事を休んだあとにPCを操作するとき、キーボードを早く打てない、

そんな感覚だ。

文字を書くときに手をうまく動かせない、鈍くなっている、という感じ。

必要な筋肉が衰えてしまっているのだ。

 

このままだとどんどん文字が書けなくなる、と思い、最近は意識的に

手紙を書いたり、メモを手書きにしたりと、地味にトレーニングしている。

 

デジタル社会になってきたが、

それでも時々手書きで署名や住所の記入を求められるときがある。

しかも、その「時々」が結構大事な場面であることが多い。

 

その時に無様な文字は書きたくない。

 

仕事柄、手書きの履歴書を見る機会が多い。特に女性。

綺麗な人の文字が、小学生みたいな字で、がっかりしたことは、かなり多い。

 

教科書のような字じゃなくていいけど、

丁寧に気持ちをこめて書いた字かどうかは、ぱっと見てすぐわかってしまう。

 

適当な文字しか書けない人は、

きっとこの人の部屋も汚いんだろうな、人や物を大切にできないのかな?と

勝手に想像してしまう。

 

震える字や細い字、小さい字を書く人は、何かしらの事情をかかえていて

情緒不安定なのかな、と思ってしまう。実際、そうだった人は多い。

 

手書きの文字はたくさんの情報を与えてくれる。

 

大人になって後悔したことは、

きれいな文字を書ける習慣を身に着けてこなかったこと。

書道を習っていた人がうらやましい。

 

もし自分に子供ができたら、文字だけはきれいに書かせるように

口うるさくなってしまうかもしれない。