32年目の新発見
この前、初めて知ったことがある。
我が家では、粕汁という酒粕を使った汁物料理をよく食べるのだけど、
これはてっきり全国で食べられている一般の家庭料理だと思っていた。
32年間ずっとそう思っていた。
先日、何気なく彼氏と話していた時に「今日粕汁のんだ」という話をしたところ
彼が「え?なにそれ?かす?じる?」のような反応をしてきた。
彼は秋田出身だから、秋田では食べなくて、北海道の郷土料理だったのか!と
勝手にひとりで納得してしまった。
そんな出来事を実家で家族に話すと、
北海道生まれ北海道育ちの父がボソッと呟いた。
「俺もお母さんと結婚するまで粕汁なんて飲んだことなかったな・・・」
え!?これは北海道料理ではなかったのか!?と第二の衝撃に襲われた。
我が家の粕汁は鮭のあらがたくさん入っているので、
勝手に北海道っぽい料理だな、と信じ込んでいた。
そこから、Google検索・・・
なんと粕汁は関西、特に酒蔵が多い兵庫などでよく食べられる料理とのこと・・・
自分自身、割と、粕汁が大好きで、体もあったまるので
一回作られると平気2〜3杯飲めちゃうくらい大好きな料理だったのに
何も知らなかった・・・というショックが大きかった。
あたり前と思っていたことが
北海道の人にはあたり前ではなかったなんて・・・!
ちなみに母は関西出身なので、納得でした。
そして母も粕汁が関西のものだとは知らなかったようです。
他人の食卓って覗くことがそんなにないから、
こういう知らないことはまだまだあるのかもしれないな、と
思った出来事だった。