愛する力
最近、愛することにも、スキルが必要なのかもしれない、と考える。
「自分を愛そう」というメッセージを
ここ数年よく聞くようになった。
そんな概念は、平成と令和の間で生まれたのか?
昭和時代にはなかった概念な気がする。
「自分を愛する」とはどういうことなのか。
当たり前にできる人には、わからないことがわからない、という感じだろうか。
愛するというと人間の本能な気がしていたが、
最近は、本能ではなく、培うべきスキルなのかもしれない。
それは、恋愛の問題だけじゃなくて、
「親」や「街」、「仕事」や「役割」など
自分が関わっているもの、抱えているもの、
多岐にわたることだと思う。
愛する力とはなんのか。
シチュエーションや状況に応じてその定義も変わるとは思うが、
人がなかなかできない部分は「ちょっと期待」したり「ちょっとした楽観視」な気がする。
愛することに、期待や楽観視できるスキルは必要不可欠な要素で、
でもそれがなかなか難しい部分なのかもしれない。
幼い頃から、期待した結果何かがよくなった、などの
些細でもいいから成功体験も必要かもしれない。
仕事を愛せない人をよく見かける。
仕事で人生が変わる、とか、仕事で自分の人生を上向きにする、
仕事で世の中に変化を与えている、とか
そういう想像が1ミリでもできないと、仕事は愛せない。
愛する力を早めに身につけられたら、人生はもう少し豊かになるのかもしれない。