初めて抱いた運動への愛
コロナで失われたものもあったが、
得たものもあった。
運動する習慣だ。
私は、学生時代も運動部に所属したことが一度もない。
毎日の基礎練習、反復運動が大の苦手で、
やれと言われると、途端に苦痛になってしまうからだ。
学生時代から運動する習慣がなかったので、
運動能力があると思ったことは一度もないし、そもそも自分を追い込む根性がない。
それがだ。
緊急事態宣言が出てから2ヶ月間ほど
休業状態になった。
運動大好きな妹の強いススメにより、
ランニングを始めた。
最初は嫌々。仕方なく。強制的に。
走っていた。
これが、だんだんと走ることが普通になると、
逆に走らないことへの罪悪感を感じ始めるようになった。
少しずつ鍛えられている筋肉が何もしないことによって
失われていくのではないかという恐怖。
これが運動にハマる人のループなのかと。
実際、体だけでなく、頭もスッキリする。
走っている間、頭が空っぽになって
その時間だけは不安とか悩みとかがなくなっていく。
私は、走るようになってよかったと感じている。
ぜひ、私のように運動が苦手だという人に、
始めてみてほしい。