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人から好かれたいという下心

 

人から好かれたいという気持ちは、必ずしも悪いことではないと思う。

むしろ、円滑に人間関係を築くための必要な下心だと思う。

 

仕事柄、面接を担当することが多い。

新卒とか中途採用とかそんな堅苦しいものではなく、

アルバイトの面接だ。

 

最近は、本当にコートを着たまま面接場所に来る人が多い。

最初の頃は、それにいちいち「礼儀がなっていない」とカッカしていたが、

今やそれがデフォルトだと思っている。

脱いでくる人が来たら、金の卵にしか見えない。光って見える。

 

ちなみにその着てくる人というのは、必ずしも「若い子」ではない。

20代はもちろんだが、30代、40代、50代だってほとんどの人が脱いでこない。

 

私が、仕事を欲しがっている人ならば・・・となんども彼女たちの目線に立って考えてみた。

受かりたい、この仕事がしたい!と思っているから応募しているんだよな?

自分の印象を良くしたい!良い印象を与えたいと思っているんだよな・・・?

 

結果的に、違うのだ、と気づいた。

別に、好かれたいとかって思っていないのだ、と。

 

かといって嫌われてもいい、と思っているかというと、そういうわけでもない。

単純に、外見や所作、言動で人をジャッジするという感覚をあまり持ち合わせていないのだ、と気づいた。

 

私は、昔から親に、「よそのお家に行くなら手土産を、身なりを整えて・・・」と色々教えてもらってきた。

決してしつけが厳しい家ではないが、母はよく「人様に」という言葉を使った。

 

私の彼氏も同じようなしつけを受けたようで、

私の親に会うときもいまだに手土産を持参する。

 

彼氏にも「人から好かれたい」という下心がしっかりあるのだ。

 

それが普通だと思って生きてきたから、

普通じゃないのだ、と知って驚く。

 

これだけネットで検索が簡単にできる世の中。

「面接 マナー」なんかで調べたら「コートは脱ぐ」なんて当たり前のように書いてある。

(しっかりと就活トレーニングを受けている大学生とかはやはりここら辺のマナーは完璧)

 

うーん、すぐ調べたら出てくるのにな、とモヤモヤ。

 

時代が変わっているのだろうか。