好きです、札幌。

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恋愛におけるアファーメーション

 

私の母は、昔から自己啓発系が好きで、

自分を高めるためにいろいろなことを試してきた。

 

特に、アファーメーション、いわゆる自己肯定というやつは、

基礎の基礎として、よくやっていた。

 

夢を100個、紙に書いて、トイレに貼ってみたり

毎日ぶつぶつと自分の理想を口にしたり。

 

言霊、なのか、潜在意識への働きかけなのか。

とにかく、自分の希望を口に出す、それが大切なのだ、という話をよく母からは教えてもらった。

 

私は逆に、そういった根拠がよくわからないことを行動にすることが苦手なタイプだと思う。

理解して納得するとストンと行動に移せるタイプなのだが、

それがないと、難しい。

 

だから、母がしていることは私にはよくわからなかったし、

したいと思ったことはなかった。

 

それが最近、アファーメーションってやっぱり大切なのかも、と考えさせられる出来事があった。

 

私は、恋愛においては、思っていることをすぐ言葉で伝えたい。

だから、好き、とか、愛している、とかも、思ったらすぐ伝えたくなる。

 

今の彼氏にも、付き合った当初は、毎日何回と伝えただろうか。

彼は、そういうタイプの女性とは付き合ったことがないらしく、最初は照れて恥ずかしがっていたが、今では私以上に愛情表現をしてくれるようになった。

 

きっと私に愛を伝えられてうれしかったから、それを返してくれたんだと思う。

 

ところが、やっぱりある程度の期間付き合ってくると、新鮮さは多少薄れ、

一緒にいることが当たり前になってしまう時期が誰にでもあると思う。

 

そんなとき、ふと、自分が最近、好きだよ、や、愛しているよ、を伝える頻度が少なくなっていることに気づいた。

そういうときは決まって、自分の気持ちもちょっとばかり薄れているのだ。

 

これでは、いけない、と思った。

嫌いになっていない、むしろ以前より信頼もまして、

新鮮さはなくても、愛情は深まっていると感じていた。

ドキドキからしみじみ、わくわくからほくほくな感じの関係に移行したのだ。

 

関係としては進んでいるのに、だからこそ、愛情をもっと伝えなくては、と

私は思い、積極的に、意識して、気持ちを伝えるようになった。

 

そうすると、不思議なことに、

ドキドキやわくわくがまた戻ってきたのだ。

 

好きっていえばいうほど、もっと好きになっていく自分がいた。

 

もしかしてこれがアファーメーションの力なのか?

自分のいう言葉で自分に気づかせてるのか?

 

それ以来、彼に対して不満が募ったり、腹が立ったときほど、

想いを言葉にしようと努めている。

 

だって、怒るのも、悲しくなるのも、全部好きだから、生まれてくる感情なのだから。

 

このことに気づいて以来、アファーメーションの力を少し信じはじめて、

恋愛以外でも地味に実践している。

 

教えてくれた母親に感謝。